キャッチコピーAI活用術|心に響く言葉を生むプロンプトとおすすめツール5選

GUIDE

2026.10.07

ホームページ設計

AIに「丸投げ」はもったいない! 目に留まるキャッチコピーを生むAI活用術

キャッチコピーを作るとき、「AIに頼めば、すぐに良い案が出てくるはず」と思う方も多くいらっしゃると思います。ところが実際に使ってみると、出てくるのはどこかで見たようなありふれた表現ばかり。これは、AIの特性に加えて、キャッチコピーで最も伝えたいポイントが具体的に伝わっていないことが原因です。

大切なのは、AIに丸投げせず、人が主導権を持って「相棒」として使うことです。正しい手順を踏めば、AIは心に響く言葉づくりの心強いパートナーになってくれます。

この記事では、質の高いキャッチコピー案を引き出すプロンプトの作り方、おすすめのAIツール5選、注意したいリスクまでをご紹介します。人とAIの力を合わせて、あなたらしく、お客様の心に届くキャッチコピーを作りましょう。

キャッチコピー作成にAIを使うメリットと、知っておきたい限界

「AIを活用すれば、すぐにキャッチコピー案を出してくれて、アイデアに困らない!」と、期待する方も多いのではないでしょうか。ただ、実際に使ってみると、予想どおりにいかない場面も出てきます。ここでは、キャッチコピー作成でAIを使うメリットと、気を付けておきたいAIの限界を解説します。

AIを活用するメリット

AIの一番の魅力は、短時間でたくさんのキャッチコピー案を出してくれるところです。人が何時間も悩むところを、AIなら数秒で10個、20個と出してくれます。

また、自分では思いつかない言葉や言い回しに出会えるのも大きなメリットです。たとえば「便利」という言葉でも、「手放せない」「時短の武器」「日常の相棒」のように、さまざまな角度から言い換えてくれます。アイデアが行き詰まったときの「助け舟」として、とても頼りになる存在です。

AIが作るコピーの限界

AIが出した案を見ていると、「どこかで見たことがある」「ありきたりだな」と感じることがあります。その背景には、次の2つの限界があります。

限界① 無難でありきたりな表現になりやすい

AIはインターネット上の膨大な文章を学習しているため、「多くの人に好まれる表現」や「実績のある言葉選び」に寄りやすくなります。その結果、無難で誰にでも当てはまるコピーになりがちです。

限界② 伝えたいことがぼんやりしやすい

商品の説明やターゲットの情報だけを渡しても、AIは機能面は拾えますが、作り手の想いや、お客様が本当に抱えている切実な悩みまでは読み取れません。

・なぜこのサービスを作ったのか
・お客様はどんなことに困っているのか

こうした人ならではの情報を伝えなければ、出てくる言葉は表面的なものになってしまいます。

AIを正しく活用するために

ここまで読むと、「結局、AIは役に立たないのでは」と感じるかもしれません。でも、そんなことはありません。AIは正しく使えば、キャッチコピーの質を大きく高めてくれる心強い道具になります。

大切なのは、AIにすべてを任せるのではなく、使いこなすことです。次のセクションでは、具体的な進め方をご紹介します。

AIを「相棒」にする、ハイブリッド型キャッチコピーの作り方

ここからは、AIを「相棒」にするための具体的な進め方を紹介します。

キャッチコピーづくりで多くの人がやってしまいがちなのが、AIに丸投げすることです。商品の説明とターゲットを入力して、出てきた案をそのまま使うというのは、たしかに早いのですが、できあがるのはありきたりなコピーになってしまいます。

だからこそ大切なのは、AIを使う前に自分は何を伝えたいのかを言葉にしておくことです。そのための流れを、次の4つのステップでご紹介します。

ステップ1|内面のリサーチ

最初のステップは、サービスに込めた想いを掘り下げることです。これは人にしかできません。

・なぜこの商品・サービスを作ったのか
・誰に、どんな未来を届けたいのか
・ターゲットは、いつ、どんなことで悩んでいるのか
・商品で、ターゲットの毎日はどう変わるのか

「30代女性」のような属性だけでなく、その人の一日を思い浮かべるくらい、具体的に考えてみてください。完璧な文章でなくてもかまいません。「ちょっと生々しいかな」「素人っぽいかも」くらいのほうが、あとでAIが力を発揮しやすくなります。

ステップ2|AIに情報を伝える

次に、先ほど書き出した「飾らない言葉」を、そのままAIに渡します。たとえば、こんなふうに感情や状況を具体的に伝えます。

・毎日の家事で疲れ切っているお母さんたち。
・子どもとの時間を大切にしたいのに、調理に30分もかかってしまうのがつらい。

商品の説明だけで終わらせず、ターゲットの気持ちや背景まで伝えるのがポイントです。

ステップ3|AIに整理してもらう

ここからはAIの出番です。書き出したサービスの強みや込めた想いを、「お客様にとってのメリット」に変えて、伝わる言葉に整えてもらいます。AIは、想いをそのままコピーにするのではなく、「お客様にとって何が嬉しいのか」という視点で言い換えてくれます。

たとえば、「調理工程を減らした時短レシピキット」という強みがあるとします。これをAIに整理してもらうと、次のように変わります。

強み(作り手の視点):調理が10分で終わる
ベネフィット(お客様の視点):子どもと向き合う時間が増える

こうして「何ができるか」を「どんな嬉しい変化があるか」に置き換えることで、お客様の心に届く言葉になっていきます。

ステップ4|キャッチコピー案を選定・調整する

最後は、AIが出した複数の案を見て、「これだ」と思うものを選びます。「雰囲気は好きだけど、この言葉は少し違うな」と感じたら、自分の言葉を混ぜたり、単語の言い換え案をAIに聞いたりして、調整していきます。

大切なのは、AIのキャッチコピー案を完成品だと思わないことです。AIは叩き台を作ってくれる道具で、最終的に調整したり、決めたりするのは自分であることを忘れなければ、よりターゲットに響くキャッチコピーにつながります。

質の高い案を引き出す!プロンプト設計の4つのポイント

AIから良いアイデアを引き出せるかどうかは、AIへの指示文である「プロンプト」の書き方によって大きく変わります。同じツールを使っていても、指示の出し方ひとつで、出てくる案の質はぐっと変わります。

では、プロンプトにどんなことを書けばよいのでしょうか。キャッチコピー作りで特に効果的な4つのポイントを紹介します。

POINT1|役割を決める

まず、AIに「あなたはプロのコピーライターです」と役割を伝えます。さらに、「20年の経験を持ち、人の心に響く言葉を得意とするコピーライター」のように、具体的な人物像まで設定することで、より目的に合った回答を引き出しやすくなります。

役割を明確にすることで、AIは指定した専門家の視点や知識を踏まえて回答するため、より質の高い案を出してもらいやすくなります。

POINT2|ターゲットの具体化

「30代の女性」のように年齢や性別だけを伝えるのではなく、その人がどんな悩みを抱えているのか、普段どんな生活をしているのかまで具体的に伝えます。

例えば、「毎日仕事で疲れていて、帰宅後は子どもの世話で自分の時間がほとんどない。もっと自分の時間が欲しいと思っているけれど、なかなか難しい」といった具合です。

ターゲットの生活や悩みを詳しく伝えることで、AIも「この人は何を求めているのか」をイメージしやすくなります。その結果、ターゲットの心に響くコピーを考えやすくなります。

POINT3|トーン&マナーの指示

同じ商品やサービスでも、伝え方によってキャッチコピーの印象は大きく変わります。

例えば、「親しみやすく優しい雰囲気」「専門家らしい信頼感のある雰囲気」「心に寄り添う温かい雰囲気」など、どんな印象の言葉にしたいのかをAIに伝えてみましょう。

「友人が話しかけるような、親しみやすいトーンで」「落ち着きがあり、信頼感のある表現で」と具体的に伝えることで、イメージに近いコピーを引き出しやすくなります。

POINT4|考える順番をAIに伝える

いきなり「キャッチコピーを作って」と頼むのではなく、考えてほしい順番をAIに伝えるのもポイントです。

例えば、「まず、このサービスを利用することで得られるメリットを5つ挙げてください。その後、そのメリットをもとにキャッチコピーを作ってください」というように、作業をいくつかのステップに分けて指示します。

いきなり完成形を求めるのではなく、「まずはメリットを整理する→そのメリットをもとにコピーを考える」という順番を指定することで、より内容に沿ったコピーを作りやすくなります。

4つの要素を組み合わせるポイント

ここまで紹介した「役割・ターゲット・トーン・指示」の4つをプロンプトに入れるときは、情報を整理して、分かりやすく伝えることがポイントです。

すべてを一つの文章に詰め込むのではなく、「役割」「ターゲット」「トーン」「指示」のように項目を分けて書くと、AIも内容を把握しやすくなります。

例えば、次のようなプロンプトです。

プロンプト例:
役割:あなたは感情マーケティングの専門家です。
ターゲット:子育てと仕事の両立に疲れている40代女性。
トーン:親しみやすく、励ましや応援の気持ちが伝わる表現で。
指示:まず、このターゲットが抱えている深い悩みを言葉にしてください。次に、その悩みを解決するベネフィットを3つ挙げてください。最後に、そのベネフィットを反映したキャッチコピーを5つ作ってください。

このように具体的に伝えることで、自分のイメージに近い回答を引き出しやすくなります。

AIにすべてを丸投げするのではなく、こちらから必要な情報や考えてほしい順番を丁寧に伝えることが、AIからより良いアイデアを引き出すためのコツです。

【厳選】キャッチコピー作成におすすめのAIツール5選

キャッチコピー作成に使えるAIツールはたくさんありますが、「結局、どれを使えばいいの?」と迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。

ここでは、初心者でも使いやすく、キャッチコピー作成にも活用しやすいAIツールを5つご紹介します。それぞれ得意なことが異なるので、自分の目的に合ったツールを選んでみましょう。

①ChatGPT

まずご紹介したいのが「ChatGPT」です。OpenAIが提供する、さまざまな用途に使えるAIツールです。

キャッチコピー作成はもちろん、アイデア出しや文章の整理、言い換えなど、幅広い場面で活用できます。プロンプトの自由度も高く、「どんな人に向けたコピーなのか」「どんな雰囲気にしたいのか」といった細かな条件を伝えながら、イメージに近い案を考えてもらえるのが魅力です。

②Canva(キャンバ)のマジック作文機能

デザインまでまとめて作りたい方には、「Canva(キャンバ)」がおすすめです。

Canvaの魅力は、文章を作るだけでなく、そのままチラシやポスター、SNS投稿などのデザインまで仕上げられることです。キャッチコピーを考えた後、すぐにデザインに落とし込めるので、制作作業を効率よく進められます。

③Catchy(キャッチー)

自然な日本語でキャッチコピーを手軽に作りたい方には、「Catchy(キャッチー)」もおすすめです。

キャッチコピー作成に特化した機能が用意されており、広告やSNSなど、目的に合わせてコピーを作ることができます。

必要な情報を入力するだけで案を出してくれるため、「プロンプトを考えるのが難しそう」という方でも使いやすいのが特徴です。

④Microsoft 365 Copilot

普段からWordやExcel、PowerPointなどのMicrosoft製品を使っている方には、「Microsoft 365 Copilot」が便利です。キャッチコピーを考えるだけでなく、Wordで文章を整えたり、Excelでデータをまとめたりと、普段の仕事とAIを組み合わせて使うことができます。

すでにMicrosoft 365を仕事で利用している方なら、日々の業務を効率化する方法のひとつとして活用しやすいです。

⑤AIBunCho

「できるだけ簡単にキャッチコピーを作りたい」という方には、「AIBunCho(エーアイバンチョー)」があります。製品名やターゲットなどを入力すると、複数のキャッチコピー案を作成してくれるため、複雑なプロンプトを考える必要がありません。まずはたくさんのアイデアを出してみたいときにも便利です。

ツール選びのポイント

ここで紹介した5つのツールには、それぞれ得意なことがあります。自分の目的に合わせて選んでみましょう。

幅広い用途で使いたい → ChatGPT
デザインまでまとめて作りたい → Canva
キャッチコピーを手軽に作りたい → Catchy
普段の仕事とAIを組み合わせたい → Microsoft 365 Copilot
とにかく簡単に案を出したい → AIBunCho

どのツールを使う場合でも、AIが作ったコピーをそのまま採用する必要はありません。まずはAIに複数の案を出してもらい、その中から選び、自分でブラッシュアップしていくことが大切です。

「どれを使えばいいか分からない」という方は、まず無料で使える範囲から試してみて、自分にとって使いやすいツールを見つけてみましょう。

AI活用時に注意すべき法的リスクと倫理的観点

AIの便利さに目を奪われがちですが、生成されたキャッチコピーを実際に使う際には、いくつかの重要な注意点があります。法的リスクと倫理的観点から、必ず確認すべき事柄をお伝えします。

AIが作った情報をそのまま信じない

まず注意したいのが、AIが事実とは異なる情報を生成する「ハルシネーション」です。AIは、実際には存在しない数字やデータ、機能などを、あたかも本当のことのように回答することがあります。

例えば、「このサービスは利用者の99%が満足しています」というキャッチコピーをAIが提案したとします。魅力的な数字に見えても、実際にそのような調査をしていなければ、そのまま使うことはできません。

AIが出した数字や実績、機能などは、必ず元の情報を確認しましょう。自社のサービスについて書く場合は実際の資料やデータを確認し、外部の調査や研究を引用する場合は、元となる論文や報告書まで確認することが大切です。

誇張した表現になっていないか確認する

次に気をつけたいのが、誇張表現です。AIにキャッチコピーを作ってもらうと、「最高の」「絶対に」「誰でも必ず」といった、インパクトの強い表現が出てくることがあります。しかし、商品やサービスによっては、このような表現が景品表示法や薬機法などの規制に触れる可能性があります。

例えば、健康食品について「これを飲めば必ず健康になる」、化粧品について「絶対にシワが消える」といった表現を使う場合には、特に注意が必要です。

AIが作った表現をそのまま採用するのではなく、「この表現は本当に言い切っていいのか?」と一度立ち止まって確認しましょう。

著作権と商標権を確認する

AIが作ったキャッチコピーだからといって、必ずしもオリジナルとは限りません。すでに他社が使っている表現や、既存のキャッチコピーと似た言葉が生成される可能性もあります。

特に、印象に残る短いフレーズは他社の商標や広告表現と重なることもあるため、実際に使用する前に確認しておきましょう。

まずはGoogleなどで同じフレーズを検索してみるだけでも、似た表現がないかをチェックできます。必要に応じて商標の登録状況なども確認しましょう。大切なのは「AIが生成したから安心」ではなく、人間が責任を持って確認することです。

表現に含まれる偏見やステレオタイプの検証

最後に、倫理的な観点からもチェックしておきましょう。AIが作る文章には、学習した情報の影響によって、性別や年齢などに対する固定観念や、特定の人を一括りにするような表現が含まれることがあります。

例えば、「○○世代はこう考える」「女性なら○○が好き」といった、特定の属性だけで人を決めつける表現です。こうした表現がブランドの考え方に合っているか、誰かを不快にさせたり、知らないうちに特定の人を排除したりする表現になっていないかを確認しましょう。

AIにコピーを作ってもらったら、最後は「この言葉を見た人はどう感じるだろう?」という視点で、人がチェックすることが大切です。

まとめ

ここまでお読みいただき、誠にありがとうございます!
AIは、キャッチコピー作成を助けてくれる心強い相棒です。短時間でたくさんの案を出してくれるうえに、自分では思いつかない言葉にも出会えます。

ただし、AIに丸投げしてしまうと、どこかで見たようなありきたりなコピーになりがちです。まずは「誰に、何を伝えたいのか」という想いを自分の言葉にし、役割・ターゲット・トーン・指示を整理したプロンプトでAIに伝えてみましょう!

また、AIが作ったコピーを使うときは、事実と違う情報がないか、誇張表現になっていないか、他社と似ていないかなどを、必ず人の目でご確認ください。

「サービスへの想いをうまく言葉にできない」
「AIを使っても、しっくりくるコピーにならない」と悩むときは、ぜひネオインデックスにご相談ください!

ネオインデックスでは、HP制作はもちろん、プロのライターがお客様の想いやターゲットの課題を丁寧にお伺いし、心に響くキャッチコピーやライティングをご提案しています。ホームページだけでなく、チラシや採用サイトなどに起用いただくこともできるため、幅広くご活用いただけます!ぜひ、お気軽にご相談ください。

それではまた、次の記事でお会いしましょう!

キーワード:

この記事を読んだ人はこちらの記事も読んでいます